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『ピスタチオ』梨木香歩
評価:
梨木 香歩
筑摩書房
¥ 1,680
(2010-10)
Amazonランキング: 14231位

 読書にもいろいろあって、勉強のための読書とか、
情報を仕入れるためとか、楽しみにのためとか、
社会勉強のためとか、自分を元気にしてくれるものとか。
梨木さんの本は、楽しみに読む読書。
この手の本をたくさん側においておくと、
やるべきことがどんどん遅れていくので、
なるべく我慢しているのですが、今年はまだ、
小説は一冊しか読んでないので、まあいいか。
ということで、買ってしまいました。
梨木さんと言えば、『西の魔女が死んだ』
これは傑作です。って私が言わなくても、世間がそう思ってますよね。(笑)
映画にもなりましたし。
目に見えないものとか、目に見えない能力とかを、
取り扱うのが、とても上手な作家さんだと思います。
『ピスタチオ』もそんな感じ梨木さんワールド。
雰囲気的には、『西の魔女が死んだ』より『家守綺譚』的な感じかな。

アフリカにかつて住んでいた
ひとりの知人男性片山の死を偶然知り、
偶然その知人が残したと言う本を古本屋で手に入れ、
そして数々の偶然が重なって、
アフリカまで行くことになる主人公「棚」
またまた偶然出会う、妹をさがしているというアフリカの女性ナカトと、
片山を共通に知っているいう、
現地に住む日本人三原と通訳との旅が始まります。
ここまでの偶然の数々が、もうわくわく感いっぱいです。
そんなことあり得ないだろう的な設定じゃなく、
ああ、これは偶然と言うなの必然だったのね。
と読んでる側は思わずにいられない、事件の数々。

結末は、どうぞ本で読んでね。
「生きてる間は、ほとんど忘れているのに、
死んでから初めて始まる人間関係がある」と
死者への思いを口にする棚。
「死者には物語が必要」とかつて、その亡くなった片山が
口にしていたことを、思い出します。
日本にも、なくなった人の言葉を代わりに話してくれる能力を
もった人が、沖縄にまだいっぱいいるそうですが、
亡くなった人は今幸せでいるのか、亡くなる時はどう思っていたか、
残されたものは知りたくなりますよね。
もしかしたら、そんな能力はうそで、作り話かもしれなくても、
その物語から、残された人は癒されたり、立ち直れたり
するのかもしれません。

アフリカの砂漠化していく大地から、緑色のピスタチオの枝が、
出てくるんです。
その土の中には・・・。
というところは、ふせておきましょう。

たまに、目に見えないものを感じたくなったら、
お薦めの一冊です。





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201年3月から、合奏の練習も本格的に始まりました。
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